キリスト教入信前から聖体拝領、堅信の日まで、信者になるために大切な各段階と秘跡の意味、生活面での実践をわかりやすく解説。
国井健宏(くにい・たけひろ)
御受難修道会司祭。1956年、京都大学文学部卒業(中世哲学専攻)。御受難修道会に入会。1964年、司祭叙階。上智大学大学院修了。1967-68年、ドイツ(トリール)の典礼研究所に留学。
典礼司教委員会(現在は日本カトリック典礼委員会)で働く。上智大学神学部教授、御受難修道会管区長、池田教会主任などを歴任。主な著書に『ミサ――イエスを忘れないために』(ドン・ボスコ社、2005年)、『ミサを祝う――最後の晩餐から現在まで』(オリエンス宗教研究所、2009年)ほかがある。〔最新刊刊行当時〕
信仰を求める人が、どのような段階を経て信者になるのかがわかるコンパクトな一冊。求道者や新受洗者、堅信者へのプレゼント、入門講座(入信の神学)のテキストとしてや、代父母になる信者が学び直すために最適。初めてキリスト教に触れようとする人にとって理解しやすい内容であるばかりでなく、指導者にとっても使いやすい構成になっている。
はじめに
一 キリスト信者になるには
二 求道者になる前の時期――信仰と回心〔求道前期〕
三 求道者になる式――入門式〔入信の第一段階〕
四 求道者の歩み――生活実践(求道期)
五 洗礼志願式(入信志願式)――選びの式〔入信の第二段階〕
六 「清めと照らし」の時――四旬節(洗礼準備期)
七 洗礼・堅信・聖体――入信の秘跡〔入信の第三段階
八 秘跡に支えられる信仰生活
おわりに